
危険物乙4はすごい資格なのか疑問に感じている人もいるでしょう。
後ほど詳しく解説しますが、本記事のタイトルの通り危険物乙4はすごい資格です。
今回は日本トップクラスに危険物乙4を熟知している私カイトが、危険物乙4がすごい資格である理由を5つご紹介します。
危険物乙4の受験を検討している人はぜひ参考にしてください。
ちなみにですが、危険物乙4にはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。
これさえあれば限りなく少ない努力で合格に大きく近づきます。
これは私が5年以上も危険物乙4の研究を続ける中で生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
興味ある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてください。
危険物乙4資格がすごい理由その1:難易度が比較的高い
ネット上には「危険物乙4は簡単」という意見もありますが、筆者は危険物乙4は難易度が比較的高いだと思っています。
実際に、危険物乙4の合格率は毎年30%〜40%弱となっており、受験者の半分以上は落ちてしまいます。
※危険物乙4の合格率の詳細は「危険物乙4の合格率推移!難しくなった?難易度は?難しいから諦める人も?」をご覧ください。
そして、危険物乙4では
- 危険物に関する法令
- 基礎的な物理学及び基礎的な化学
- 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法
の3分野から問題が出題されます。
以下は「危険物に関する法令」の例題ですが、危険物乙4では事前に対策しておかなければ絶対に解けない問題ばかりが出題されます。
【例題】
危険物保安監督者を選任しなくてもよい製造所等を1つ選びなさい。
- 製造所
- 屋外タンク貯蔵所
- 移動タンク貯蔵所
- 給油取扱所
- 移送取扱所
【解答&解説】
正解は3・・・(答)です。
移動タンク貯蔵所は一般にタンクローリーのことをいい、危険物保安監督者の選任は不要です。
※「危険物に関する法令」の詳細は「危険物乙4の法令の覚え方とポイントまとめ!過去問題40問付き!」をご覧ください。
危険物乙4は合格するのが難しい資格なので、合格するだけでもすごいと言えます。
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危険物乙4資格がすごい理由その2:就職・転職市場での評価が高い
危険物乙4は、就職・転職市場において非常に高い評価を受けている資格です。
以下のように、募集要項に「危険物乙4保有者歓迎」と明記している企業も多く、採用における強みとなっています。

特に製造業やエネルギー関連産業では、安全管理の観点から危険物取扱者の配置が法令で義務付けられているケースも多く、危険物乙4保有者の需要は常に一定以上あります。
この安定した需要が、危険物乙4の就職市場における評価の高さにつながっています。
また、企業の採用担当者からは「資格そのものの実用性だけでなく、取得するための努力や安全に対する意識の高さを評価している」という声も多く聞かれます。
つまり、危険物乙4は単なるスキル証明以上の価値を持つすごい資格と言えます。
危険物乙4資格がすごい理由その3:給料・待遇アップが期待できる
危険物乙4を取得することで、企業によっては給料や待遇面でのアップが期待できます。
危険物取扱者は法定資格であり、特定の業務を行うには必要不可欠な資格となるため、企業側も保有者に対して相応の評価をする傾向があります。
実際に多くのガソリンスタンドでは、アルバイトやパートタイマーであっても、危険物乙4資格保持者には時給に50円〜200円程度の上乗せを行っている例が見られます。
※「危険物乙4がガソリンスタンドで重宝される理由と具体的な業務内容・将来性を徹底解説」もぜひ合わせてご覧ください。
危険物乙4資格がすごい理由その4:生涯使える実用的な知識が身につく
危険物乙4の資格を取得するプロセスで学ぶ知識は、単に試験に合格するためだけのものではありません。
危険物乙4は日常生活から職場環境、さらには将来のキャリアに至るまで、幅広く活用できる実用的な知識の宝庫です。
特に、危険物乙4の勉強過程で学ぶ化学の基礎知識は、私たちの日常生活の様々な場面で役立ちます。
例えば、家庭内で使用する洗剤や溶剤、ガソリンなどの危険物の性質を理解することで、安全な取り扱いが可能になります。
洗剤の混合による有毒ガス発生のリスクや、灯油とガソリンの区別方法、塗料や接着剤に含まれる有機溶剤の危険性など、一般の方が知らないまま使用している製品の正しい知識が身に付きます。
これにより家庭内の事故防止にも大きく貢献します。
また、危険物乙4では危険物施設における消火設備や消火方法の知識も学ぶため、万が一の火災時にも適切な初期対応ができるようになります。
一般家庭や職場での小規模な火災発生時にも、火災の種類に応じた消火方法(油火災には粉末消火器が有効など)を選択できる知識は非常に価値があります。
さらに、災害時の避難所などで危険物の取り扱いに関する知識を活かせる場面も想定されます。地域の防災リーダーとしての役割も担えるようになるでしょう。
危険物乙4資格がすごい理由その5:取得コストが安く、費用対効果が高い
危険物乙4に限らずですが、資格取得を検討する際に必ず考慮すべき重要な要素は「コスト」です。
危険物乙4は国家資格でありながら、取得にかかる費用が非常にリーズナブルで、得られるメリットと比較すると驚くほど費用対効果の高い資格といえます。
※「危険物乙4は国家資格で履歴書に書ける!書き方・正式名称は?」もぜひ参考にしてください。
ここからは、具体的なコスト面のメリットを詳しく解説します。
受験料と参考書代の目安
危険物乙4の受験料は5,300円(非課税)です。
※詳しくは「危険物乙4の受験料・費用は5,300円!値上げされた?支払い方法は?」をご覧ください。
また、今は本屋やAmazonなどで多くの参考書が販売されていますが、どの参考書も値段は1,500〜2,000円程度です。
※「危険物乙4のおすすめテキスト・参考書・問題集ランキング2025!人気なのはどれ?」もぜひ参考にしてください。
つまり、受験料と参考書代を合わせても、総額7,000円程度で合格を目指せる計算になります。
また、無料のスマホアプリを活用すれば、通勤・通学中の隙間時間を使って効率的な学習も可能です。
※「危険物乙4のアプリおすすめランキング8選!無料も!アプリだけで合格は可能?」もぜひ合わせてご覧ください。
また、危険物乙4に合格すると、企業によっては資格手当を支給してくれるところもあります。
例えば、ガソリンスタンドや危険物を扱う倉庫・化学工場では月数千円〜1万円程度の手当が付くことも珍しくありません。
危険物乙4を保有しているだけで毎月の収入が増えるため、長期的に見ても大きなメリットとなります。
※「危険物乙4のメリット・デメリットを10個ずつまとめてみた」もぜひ参考にしてください。
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すごい資格である危険物乙4に最短で合格する方法
以上で危険物乙4のすごさがお分かりいただけたでしょう。
最後に、そんなすごい資格である危険物乙4に最短で合格する方法をご紹介していきます。
日本で一番危険物乙4に詳しいと自負する筆者がおすすめする危険物乙4に最短で合格するための勉強方法は以下の3ステップです。
- 参考書を1周する
- 頻出分野の見直しを行う
- 問題集を購入し、間違えた問題をひたすら暗記
それぞれについて詳しく解説していきます。
1:参考書を1周する
まずは危険物乙4の参考書を1冊購入してください。
参考書はどれでも問題ありませんが、中にはイラストや図解があまり使用されておらず、文字量がかなり多い参考書もあるのでご注意ください。
文字が多くても平気な人はそのような参考書を購入して学習を進めても問題ないですが、文字を読むのが苦手な人はイラストや図解が豊富に使用されている参考書を購入するようにしてください。
危険物乙4に限らずですが、参考書は実際に中身を見て、自分が勉強を続けられそうな内容・構成になっているかを確認してから購入するのがおすすめです。
なので、危険物乙4の参考書を購入する人はAmazonなどのネットで購入するのではなく、実際に本屋にまで足を運び、立ち読みをした上で購入しましょう。
購入後は、まず参考書を1周してください。
学習する順番は
- 基礎的な物理学及び基礎的な化学
- 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法
- 危険物に関する法令
がおすすめです。
※理由を知りたい人は「危険物乙4の勉強方法・仕方!おすすめは?知恵袋の意見も評価してみた」をご覧ください。
2:頻出分野の見直しを行う
参考書を1周したら、次は頻出分野をもう一度見直しましょう。
危険物乙4の試験範囲はかなり広いので、あらゆる分野の問題がある程度均等に出題されると思っている受験者もいますが、そんなことはありません。
危険物乙4には以下の通り頻出分野が存在します。
※「危険物乙4でよく出る問題・頻出問題52選!丁寧な解答・解説付き」もぜひ合わせてご覧ください。
分野 | 頻出問題 |
---|---|
危険物に関する法令 | 第1類〜第6類の性質、指定数量、運搬の基準、貯蔵・取扱いの基準 |
基礎的な物理学及び基礎的な化学 | 静電気、燃焼 |
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 | 特殊引火物・アルコール類・ガソリン・灯油・軽油に関する問題 |
なので、危険物乙4を受験予定の人は上記の頻出分野を特に重点的に勉強してください。
ちなみにですが、頻出分野の中でも「基礎的な物理学及び基礎的な化学」の静電気・燃焼に関する問題は特に出題頻度が高いです。
※「危険物乙4:物理変化と化学変化・物質の種類をわかりやすく解説!同素体や同族体とは?」もぜひ参考にしてください。
それぞれの例題は以下です。
【例題(静電気)】
静電気について、次のうち誤っているものはどれか。
- 2つ以上の物体が摩擦、衝突、はく離等の接触分離をすることにより静電気が発生する。
- 静電気は、ガソリンの詰替えや運搬の際に発生することがある。
- 静電気は、導電性が大きいものほど蓄積しやすい。
- 配管に流れる液体の静電気の発生を抑制するには、速度を遅くするとよい。
- 物体が帯電状態にあるだけでは火災は発生しない。
【解答&解説】
正解は3・・・(答)です。
「大きいものほど」が誤りです。静電気は、導電性が小さいものほど蓄積しやすいです。
【例題(燃焼)】
燃焼について、次のうち誤っているものはどれか。
- 酸素供給源は、空気とは限らない。
- 物質の燃焼には、可燃物、酸素供給源、点火源の三要素が必要である。
- 炭化水素が完全燃焼すると、二酸化炭素と水蒸気になる。
- 気化熱や融解熱は、点火源になる。
- 空気中の酸素濃度を高めると、燃焼速度は速くなり、また燃焼温度は高くなる。
【解答&解説】
正解は4・・・(答)です。
気化熱や融解熱のような状態変化に伴う吸熱は、点火源になりません。
3:問題集を購入し、間違えた問題をひたすら暗記
最後の仕上げとして問題集を購入し、それを解いていきましょう。
危険物乙4では過去問の類似問題がたくさん出題されるのが特徴です。
※「危険物乙4の過去問・試験問題50問が無料!解説付き!PDFも配布!」もぜひ合わせてご覧ください。
例えば、以下2つの問題はともに危険物乙4の過去問ですが、内容がかなり似ていることがわかります。
【問題1】
危険物保安監督者を選任しなくてもよい製造所等はどれか。
- 製造所
- 屋外タンク貯蔵所
- 移動タンク貯蔵所
- 給油取扱所
- 移送取扱所
【解答&解説】
正解は3・・・(答)です。
危険物保安監督者を選任しなければならない製造所等は以下の5つのみです。
- 製造所
- 屋外タンク貯蔵所
- 給油取扱所
- 移送取扱所
- 一般取扱所(容器の詰替などを除く)
移動タンク貯蔵所とは一般にタンクローリーのことをいい、危険物保安監督者の選任は不要です。
【問題2】
法令上、危険物保安監督者を定めなければならない製造所等に該当するものとして、正しいものはどれか。
- 指定数量の倍数が30の屋外貯蔵所
- 指定数量の倍数が30を超える移動タンク貯蔵所
- 指定数量の倍数が30を超える危険物を容器に詰め替える一般取扱所
- 指定数量の倍数が30を超える引火点が40℃以上の第4類の危険物のみを取り扱う販売取扱所
- 指定数量の倍数が30を超える引火点が40℃以上の第4類の危険物のみを貯蔵する屋内タンク貯蔵所
【解答&解説】
正解は5・・・(答)です。
※指定数量の詳細は「危険物乙4の指定数量とは?覚え方の語呂合わせと計算・倍数の問題付き」をご覧ください。
なので、危険物乙4の対策において過去問演習を徹底的に行うことは非常に効率的です。
危険物乙4の過去問は公論出版から販売されている『乙種4類 危険物取扱者試験』に500問以上掲載されているので、危険物乙4を受験予定の人は購入することをおすすめします。料金は税込1,870円です。

問題演習で間違えた問題は必ず復習を行い、次に出題されたときは絶対に間違えないようにしましょう。
問題演習で間違えた問題をひたすら暗記していくだけでも合格にかなり近づきます。
ちなみにですが、危険物乙4にはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。
これさえあれば限りなく少ない努力で合格に大きく近づきます。
これは私が5年以上も危険物乙4の研究を続ける中で生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
興味ある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてください。