危険物乙4の一夜漬けは可能!ノー勉はNG!10時間の勉強で合格する方法

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危険物乙4に一夜漬け・ノー勉で合格することは可能なのか?と思っている人もいるでしょう。

後ほど詳しく解説しますが、危険物乙4にノー勉で合格することは99%不可能ですが一夜漬けは可能です。

今回は日本トップクラスに危険物乙4を熟知している私カイトが、危険物乙4にノー勉で合格することが無理な理由や一夜漬けで合格する方法などについて例題をあげながら解説していきます。

危険物乙4を受験予定の人はぜひチェックしてみてください。

ちなみにですが、危険物乙4にはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。

これさえあれば限りなく少ない努力で合格に大きく近づきます。

これは私が5年以上も危険物乙4の研究を続ける中で生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

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危険物乙4にノー勉で合格することがほぼ無理な理由

危険物乙4にノー勉で合格することがほぼ無理な理由としては以下の4つがあげられます。

  1. 試験範囲の広さ
  2. 専門用語が数多く出題される
  3. 計算問題も出題される
  4. 合格ラインが高い

それぞれについて詳しく解説します。

1:試験範囲の広さ

危険物乙4では以下3つの分野から問題が出題されます。

  • 危険物に関する法令
  • 基礎的な物理学及び基礎的な化学
  • 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法

それぞれの試験範囲の詳細は以下の通りです。

危険物に関する法令

  • 消防法上の危険物
  • 第4類の品名の定義
  • 指定数量
  • 製造所等の区分
  • 申請・届出の手続き
  • 危険物取扱者
  • 危険物保安監督者
  • 危険物保安統括管理者・危険物施設保安員
  • 予防規程
  • 定期点検
  • 保安距離・保有空地
  • 製造所の基準
  • 屋内貯蔵所の基準
  • 屋外タンク貯蔵所の基準
  • 屋内タンク貯蔵所の基準
  • 地下タンク貯蔵所の基準
  • 簡易タンク貯蔵所の基準
  • 移動タンク貯蔵所の基準
  • 屋外貯蔵所の基準
  • 給油取扱所の基準
  • セルフスタンドの基準
  • 販売取扱所の基準
  • 標識・掲示板の基準
  • 消火設備・警報設備の基準
  • 貯蔵・取扱いの基準
  • 運搬の基準
  • 所有者等への命令

※「危険物乙4の法令の覚え方とポイントまとめ!過去問題40問付き!」もぜひ合わせてご覧ください。

基礎的な物理学及び基礎的な化学

  • 物質の状態変化
  • 水の性質
  • 密度と比重
  • 気体の性質
  • 静電気
  • 物理変化と化学変化
  • 物質の種類
  • 元素・原子・分子
  • 化学反応式・熱化学方程式
  • 反応速度・化学平衡
  • 酸と塩基
  • 酸化と還元
  • 金属
  • 有機化合物
  • 燃焼の基礎理論
  • 燃焼のしかた
  • 燃焼の難易
  • 危険物の性質
  • 消火方法
  • 火災の種類・消火器

※「危険物乙4の物理化学は難しい?過去問や覚え方・ポイントや計算問題は?」もぜひ合わせてご覧ください。

危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法

  • 第1類から第6類の危険物の概要
  • 第4類の危険物
  • 第4類の危険物に共通する特性
  • 特殊引火物
  • 第1石油類
  • アルコール類
  • 第2石油類
  • 第3石油類
  • 第4石油類
  • 動植物油類

以上をご覧いただいて分かる通り、危険物乙4の試験範囲は非常に広いです。

現在は危険物乙4の参考書が本屋やAmazonなどでたくさん販売されていますが、試験範囲が広いため、ページ数は200を超えるものがほとんどです。

※「危険物乙4のおすすめテキスト・参考書・問題集ランキング2025!人気なのはどれ?」もぜひ合わせてご覧ください。

有名な参考書のページ数は以下の通りです。

  • 10日で受かる!乙種第4類危険物取扱者(280ページ)
  • この1冊で合格!教育系YouTuberけみの乙種第4類危険物取扱者 テキスト&問題集(240ページ)
  • 乙種第4類危険物取扱者試験 完全攻略(256ページ)
  • ラクしてうかる!乙4類危険物試験(256ページ)
  • ユーキャンの乙種第4類危険物取扱者 速習レッスン(336ページ)

これだけ試験範囲が広い資格試験にノー勉で合格するのはかなり難しいです。

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2:専門用語が数多く出題される

危険物乙4では以下のような、普段聞き慣れない専門用語が数多く出題されます。

【例題】

危政令第19条第2項では、取り扱う危険物の数量等により一般取扱所の基準の特例を定めている。この特例に該当しない取扱所はどれか。正しいものを1つ選びなさい。

  1. 吹付塗装作業等の一般取扱所
  2. 充てんの一般取扱所
  3. 詰替えの一般取扱所
  4. 指定数量以下を扱う一般取扱所
  5. 油圧装置等を設置する一般取扱所

【解答&解説】

正解は4・・・(答)です。

指定数量以下を扱う施設は、一般取扱所には該当しません。

※指定数量の詳細は「危険物乙4の指定数量とは?覚え方の語呂合わせと計算・倍数の問題付き」をご覧ください。

危険物乙4の問題を解くには、用語の意味をある程度理解しておくことが必須です。

用語の意味がわからないと勘で回答することになりますが、危険物乙4の合格ラインは高めなので(後ほど詳しく解説します)、勘で回答して合格することは不可能です。

3:計算問題も出題される

危険物乙4では上記でご紹介したような知識問題だけでなく、以下のような計算問題も出題されます。

【例題】

20℃のナタネ油100gに、2,095Jの熱量を与えたとき、ナタネ油の温度は何度になるか。正しいものを1つ選びなさい。ただし、ナタネ油の比熱は2.1J/g・℃とする。

  1. 22℃
  2. 25℃
  3. 30℃
  4. 32℃
  5. 42℃

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。

温度差をT[℃]とすると、2.1 × 100 × T = 2,095という方程式が成り立ちます。

すると、T≒10[℃]が求まります。

このことから、ナタネ油の温度は約10℃上昇するので、答えは20+10=30[℃]となります。

ナタネ油

危険物乙4の計算問題は公式をしっかりと頭に入れておかないと解くことができませんのでご注意ください。

※「危険物乙4の計算問題で必要な公式まとめと過去問に似た例題!難しい?捨てるのはあり?」もぜひ参考にしてください。

4:合格ラインが高い

危険物乙4の合格ライン(合格基準)は各分野の正答率が60%以上であることです。

つまり、危険物乙4の合格するには、

  • 危険物に関する法令:15問中、9問以上の正解
  • 基礎的な物理学及び基礎的な化学:10問中、6問以上の正解
  • 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法:10問中、6問以上の正解

を叩き出す必要があります。

危険物乙4の合格ラインはかなり高いのでノー勉で合格する可能性は極めて低いと言えます。

※詳しくは「危険物乙4の合格点・合格ライン・合格基準が一目でわかる!出題される問題例と合わせて解説!」をご覧ください。

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危険物乙4にノー勉で合格できるか確認する方法

以下10問の問題に6問以上正解することができれば、ノー勉でも危険物乙4に合格する可能性は十分にあるでしょう。

自分が危険物乙4にノー勉で合格できるかを確認する方法としてぜひご利用ください。

【問題1】

法令上、製造所において危険物を取り扱う配管の位置、構造及び設備の基準として、次のうち誤っているものはどれか。

  1. 配管を地下に設置する場合には、配管は接合部分のない構造とすること。
  2. 配管は、火災等による熱によって容易に変形するおそれのないものであること。ただし、当該配管が地下その他の火災等による熱により悪影響を受けるおそれのない場所に設置される場合にあっては、この限りでない。
  3. 配管は、その設置される条件及び使用される状況に照らして十分な強度を有するものであること。
  4. 配管には、外面の腐食を防止するための措置を講ずること。ただし、当該配管が設置される条件の下で腐食するおそれのないものである場合にあっては、この限りでない。
  5. 配管は、取り扱う危険物により容易に劣化するおそれのないものであること。

【解答&解説】

正解=1

配管を地下に設置する場合には、配管の接合部分(溶接その他危険物の漏えいのおそれがないと認められる方法により接合されたものを除く)からの危険物の漏えいを点検することができる措置を講ずること。

【問題2】

法令上、移動タンク貯蔵所の位置、構造及び設備の技術上の基準について、次のうち誤っているものはどれか。ただし、特例基準が適用されるものを除く。

  1. 移動貯蔵タンクの容量は、30,000L以下にしなければならない。
  2. 移動タンク貯蔵所を常置する場所は、病院、学校から一定の距離(保安距離)を保有しなければならない。
  3. 移動貯蔵タンクは、圧力タンク以外のものであっても、定められた水圧試験において、漏れ、又は変形しないものでなければならない。
  4. 静電気による災害が発生するおそれのある液体の危険物の移動貯蔵タンクには、接地導線を設けなければならない。
  5. 移動貯蔵タンクの配管は、先端部に弁等を設けなければならない。

【解答&解説】

正解=2

移動タンク貯蔵所を常置する場所は、屋外の場合は防火上安全な場所、屋内の場合は耐火構造または不燃材料で造った建物の1階でなければならない。ただし、保安距離の規定はない。

【問題3】

法令上、危険物の運搬について、次のうち正しいものはどれか。

  1. 危険物を運搬する場合は、容器、積載方法及び運搬方法についての技術上の基準に従わなければならない。
  2. 車両で運搬する危険物が指定数量未満であっても、必ずその車両に消火設備を備え付けなければならない。
  3. 類を異にする危険物の混載は、すべて禁止されている。
  4. 指定数量以上の危険物を車両で運搬する場合は、危険物施設保安員が乗車しなければならない。
  5. 車両で運搬する危険物が指定数量未満であっても、必ずその車両に「危」の標識を掲げなければならない。

【解答&解説】

正解=1

2・5=運搬する危険物が指定数量未満の場合、車両への消火設備の備え付けや、「危」の標識の掲示は、必要としない。

3=類を異にする危険物の混載は、類の組み合わせによって可・不可がある。また指定数量の1/10以下の危険物を運搬する場合は混載可である。

4=車両による危険物の運搬は、指定数量の倍数にかかわらず危険物取扱者や危険物施設保安員の同乗を必要としない。危険物を運搬する車両は、危険物を貯蔵し、または取り扱う施設に該当しない。運搬と移送を混同しないよう注意する。

【問題4】

動植物油類の乾性油の他、原綿、石炭、ゴム粉、金属紛等は、空気中で酸素と化合することによって自然発火をおこすが、次のうち、自然発火をおこしにくいものはどれか。

  1. 気温が高く、堆積物内の温度が高いとき。
  2. 湿度が高く、気温が高いとき。
  3. 物質の表面積が広く、酸素との接触面積が広いとき。
  4. 通風が良いところで、乾燥しているとき。
  5. 物質の熱伝導率が小さく、保温効果が良いとき。

【解答&解説】

正解=4

通風が良く、乾燥していると、可燃性粉体は蓄熱しにくくなるため、自然発火しにくくなる。

【問題5】

強化液消火剤について、次のうち誤っているものはどれか。

  1. アルカリ金属塩類等の濃厚な水溶液である。
  2. 油火災に対しては、霧状にして放射しても適応性がない
  3. -20℃でも凍結しないので、寒冷地での使用にも適する。
  4. 電気火災に対しては、霧状にして放射すれば適応性がある。
  5. 木材などの火災の消火後、再び出火するのを防止する効果がある。

【解答&解説】

正解=2

油火災に対しては、霧状に放射することで燃焼の抑制効果が得られる。棒状に放射すると油を飛散させるため危険である。

【問題6】

硝酸銀(AgNO3)の水溶液を電気分解したとき、電極から発生、折出する物質の組み合わせとして、正しいものは次のうちどれか。なお、電極は両極とも白金を使用する。

  1. 酸素と銀
  2. 酸素と水素
  3. 水素と銀
  4. 窒素と酸素
  5. 窒素と水素

【解答&解説】

正解=1

硝酸銀(AgNO3)水溶液

[電離] AgNO3 → Ag+ + NO3

[陰極] Ag+ + e → Ag ⇒ 銀析出

[陽極] 2H2O→ O2+ 4H+ + 4e ⇒ 酸素発素発生

【問題7】

次の危険物のうち、発火点が最も低いものはどれか。

  1. アセトアルデヒド
  2. アセトン
  3. ジエチルエーテル
  4. トルエン
  5. 二硫化炭素

【解答&解説】

正解=5

アセトアルデヒド⋯175℃、アセトン⋯約465℃、ジエチルエーテル⋯160℃、トルエン⋯約480℃、二硫化炭素⋯90℃

第4類危険物の中で二硫化炭素の発火点は一番低く、90℃である。

【問題8】

酢酸エチルの性状について、正しいものはどれか。

  1. 酢酸のような刺激臭がある。
  2. 無色の液体である。
  3. 水によく溶ける。
  4. 引火点は20℃より高い。
  5. 沸点は100℃より高い。

【解答&解説】

正解=2

1=果実臭がある。

3=水に少し溶ける。

4=引火点-4℃。

5=沸点77℃。

【問題9】

灯油と軽油の性状について、次のうち正しいものはどれか。

  1. ともに精製したものは無色であるが、軽油はオレンジ色に着色されている。
  2. 灯油は一種の植物油であり、軽油は石油製品である。
  3. ともに電気の不導体で、流動により静電気が発生しやすい。
  4. ともに第3石油類に属する。
  5. ともに液温が20℃付近のときでも引火する。

【解答&解説】

正解=3

1=灯油は無色または淡黄色で、軽油は無色または精製会社により着色されていることがある。オレンジ色に着色されているのは、自動車ガソリンである。

2=灯油と軽油は、いずれも原油の蒸留で得られる石油製品である。したがって、各種炭素水素の混合物である。

4=ともに第2石油類に属する。

5=引火点は灯油が40℃以上で、軽油が45℃以上である。いずれも20℃では引火しない。

【問題10】

クレオソート油の性状について、次のうち誤っているものはどれか。

  1. 引火点は70℃以上である。
  2. 比重は1より大きい。
  3. 木材を腐食させる菌類に対し、防腐効力が大きい。
  4. 人体に対して毒性はない。
  5. 20℃では黒色または濃黄褐色の粘ちゅう性の油状液体である。

【解答&解説】

正解=4

1=引火点⋯75C。

2=比重⋯1.1。

4=人体に対して有毒である。

危険物乙4に一夜漬けで合格する方法

ここまで本記事を読んでいただけた人は、危険物乙4にノー勉で合格することは難しいとご理解いただけたかと思います。

しかし、危険物乙4に一夜漬けで合格することは十分に可能です。

危険物乙4には頻出問題が存在しており、それをしっかり理解した上で最適な勉強法を実践すれば、一夜漬けでの合格も十分に狙えます。

具体的な勉強時間としては10時間程度です。

これは私が5年以上も危険物乙4の研究を続ける中で生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

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