危険物乙4に受験資格はない!誰でも受験可能だが甲種には受験資格あります

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タイトルの通り、危険物乙4に受験資格はありません。危険物乙4は誰でも受験可能です。

しかし、甲種には受験資格があるのでご注意ください(後ほど詳しく解説します)

今回は日本で一番危険物乙4を熟知している私カイトが、危険物乙4を含む危険物取扱者試験の受験資格についてわかりやすく解説していきます。

最年少・最年長合格者の紹介も行いますので、ぜひ最後までお読みください。

ちなみにですが、危険物乙4にはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。

これさえあれば限りなく少ない努力で合格に大きく近づきます。

これは私が5年以上も危険物乙4の研究を続ける中で生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

興味ある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてください。

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危険物乙4に受験資格はない!甲種には受験資格があります

まず前提として、危険物取扱者試験には「甲種」「乙種」「丙種」の3種類があります。

それぞれの詳細は以下です。

  • 甲種:全種類の危険物を取り扱うことができる
  • 乙種:第1類~第6類の危険物を取り扱うことができる
  • 丙種:乙種第4類の指定された危険物を取り扱うことができる

難易度は甲種が最も難しく、乙種・丙種の順に難易度は下がります。

3種類のうち、乙種・丙種には受験資格はありません。年齢・性別や国籍問わず誰でも受験可能です。

しかし、甲種の受験には一定の資格が必要です。

以下のいずれかに該当しなければ、甲種を受験することはできません。

  1. 大学等において化学に関する学科等を修めて卒業した者
  2. 大学等において化学に関する授業科目を15単位以上修得した者
  3. 乙種危険物取扱者免状を有する者(実務経験2年以上)
  4. 乙種危険物取扱者免状を有する者
  5. 修士・博士の学位を有する者

それぞれの詳細は一般財団法人消防試験研究センターのホームページに記載があるので、ぜひチェックしてみてください。

一般財団法人消防試験研究センターのホームページ

危険物乙4の受験者数はどれくらい?

令和元年〜令和5年における危険物乙4の受験者数・合格者数・合格率は以下の通りとなっています。

※「危険物乙4の合格率推移!難しくなった?難易度は?難しいから諦める人も?」もぜひ参考にしてください。

年度受験者数[人]合格者数[人]合格率[%]
令和5年223,79771,67032.0
令和4年223,00970,21131.5
令和3年234,48184,56436.1
令和2年200,87677,46638.6
令和元年221,86785,66938.6

危険物乙4は毎年20万人以上が受験しているので、かなり人気の国家資格であると言えます。

※「危険物乙4は国家資格で履歴書に書ける!書き方・正式名称は?」もぜひ合わせてご覧ください。

受験者の男女比や年齢層は非公開となっているので、受験者の詳しい属性データは不明です。

ちなみにですが、危険物乙4では以下の3分野から問題が出題されます。試験時間は2時間です。

※「危険物乙4の試験時間は2時間で問題数は35問!試験は何時から開始?途中退出も可能!」もぜひ合わせてご覧ください。

分野問題数
危険物に関する法令15問
基礎的な物理学及び基礎的な化学10問
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法10問

そして、危険物乙4の合格ラインは各分野の正答率が60%以上であることです。

つまり、危険物乙4の合格するには、

  • 危険物に関する法令:15×60%=9[問]以上の正解
  • 基礎的な物理学及び基礎的な化学:10×60%=6[問]以上の正解
  • 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法:10×60%=6[問]以上の正解

を叩き出す必要があります。

※詳しくは「危険物乙4の合格点・合格ライン・合格基準が一目でわかる!出題される問題例と合わせて解説!」をご覧ください。

危険物乙4は国家資格ということもあり、決して簡単な試験ではないので、しっかりと対策をしてから本番に臨むようにしましょう。

ちなみにですが、危険物乙4にはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。

これさえあれば限りなく少ない努力で合格に大きく近づきます。

これは私が5年以上も危険物乙4の研究を続ける中で生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

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危険物乙4の最年少・最年長合格者は?

本記事を執筆している2025年時点での危険物乙4最年少合格者は岡山県に住む岡本咲耶さん(当時小学1年生)です。

岡本咲耶さんは2020年7月に丙種、11月に危険物乙4に最年少合格しています。

岡本咲耶さんの父親である岡本章宏さんは消防士として働いており、岡本咲耶さんはその影響で危険物取扱者試験の勉強を始めたそうです。

危険物乙4では以下のような小学1年生には解くのが難しい物理・化学に関する問題もたくさん出題されます。

【例題】

単体、化合物および混合物について、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 水は酸素と水素の化合物である。
  2. 空気は酸素と窒素の化合物である。
  3. 酸素は単体であるが、オゾンは化合物である。
  4. エチルアルコールは、種々の炭化水素の混合物である。
  5. ナトリウムや亜鉛などは、2種類以上の元素からなる化合物である。

【解答&解説】

正解は1・・・(答)です。

2:空気は酸素と窒素等の混合物です。

3:オゾンは、酸素の同素体です。

4:エチルアルコールは異性体です。

5:ナトリウムや亜鉛はNa、Znなので単体です。

※「危険物乙4の物理化学は難しい?過去問や覚え方・ポイントや計算問題は?」もぜひ参考にしてください。

以上の例題を見ると、岡本咲耶さんが小学1年生で危険物乙4に合格したのが本当にすごいことであることがお分かりいただけるでしょう。

※「危険物乙4はすごい?結論すごい資格です!その理由を5つご紹介」もぜひ参考にしてください。

一方で、本記事を執筆している2025年時点での危険物乙4最年長合格者は八代尚信さん(当時81歳)です。

八代尚信さんは脇本特訓道場という危険物乙4専門の講習に通い、見事合格しました。

脇本特訓道場は今までに4万人以上の合格者を輩出しており合格率は92%を叩き出しています。

大手企業や石油組合なども脇本特訓道場の講習を研修に取り入れています。

危険物乙4に合格すると2科目が免除される

危険物乙4に合格後、他の乙種試験を受験する場合は

  • 危険物に関する法令
  • 基礎的な物理学及び基礎的な化学

の2科目が受験免除されます。

※危険物乙4に限った話ではありません。例えば危険物乙1合格後に危険物乙4を受験する場合でも、同じく2科目が免除されます。詳しくは「危険物乙4の科目免除をわかりやすく解説!申請は必要?」をご覧ください。

「危険物に関する法令」では以下のような問題が出題されます。

※「危険物乙4の法令の覚え方とポイントまとめ!過去問題40問付き!」もぜひ合わせてご覧ください。

【例題】

危険物の取扱作業の保安講習について、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 免状の書換え時に受講する。
  2. 法令違反をした場合に受講する。
  3. 危険物保安監督者のみ受講する。
  4. 危険物施設保安員はすべて受講する。
  5. 製造所等において、危険物の取扱いに従事していなければ受講しなくてもよい。

【解答&解説】

正解は5・・・(答)です。

  1. 書換えと保安講習は関係がありません。
  2. 法令違反と保安講習は直接関係がありません。
  3. 危険物保安監督者のみならず、危険物取扱者は製造所等において危険物の取扱作業に従事していれば、保安講習を受けなければなりません。
  4. 危険物施設保安員には危険物取扱者の免状を持たない者でも選任できることから、危険物取扱者の免状を持たない危険物施設保安員には、保安講習の受講義務はありません。

危険物乙4は危険物取扱者試験の中で最も需要が高く、求人も多いため、危険物取扱者試験の登竜門とも呼ばれています。

※「危険物乙4で何ができる?できること11個まとめ!」もぜひ合わせてご覧ください。

受験資格もありませんので、危険物取扱者試験の受験を検討している人はぜひ危険物乙4の勉強から始めてみると良いでしょう。

🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽

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今回は危険物乙4の受験資格について詳しく解説しました。

危険物乙4の合格ラインは比較的高めなので、しっかりと対策を行いましょう!