危険物乙4に受かるコツ10選!受かる気がしない人が受かる方法とは?

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危険物乙4は受かるコツをしっかりと把握した上で勉強・対策をすればほぼ確実に受かります。

今回は日本トップクラスに危険物乙4を熟知している私カイトが、危険物乙4に受かるコツを10個ご紹介します。

危険物乙4に受かる気がしない人は特に必見の内容となっていますので、ぜひ最後までお読みください。

ちなみにですが、危険物乙4にはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。

これさえあれば限りなく少ない努力で合格に大きく近づきます。

これは私が5年以上も危険物乙4の研究を続ける中で生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

興味ある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてください。

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危険物乙4に受かるコツ10選!受かる気がしない人が受かる方法とは?

では早速、危険物乙4に受かるコツを10個ご紹介していきます。

受かる気がしない人でも受かる方法・コツは以下です。

  1. 自分に合った参考書を購入する
  2. 勉強を始める時点で申し込みを行う
  3. 物理化学から勉強する
  4. 法令問題に手を抜かない
  5. 語呂合わせを活用する
  6. 計算問題も必ず対策する
  7. 頻出問題を把握する
  8. 過去問演習を徹底的に行う
  9. 移動時間を有効活用する
  10. 試験直前は勉強時間を増やす

それぞれ詳しく解説していきます。

1:自分に合った参考書を購入する

現在は本屋やAmzonなどで危険物乙4の参考書が数多く販売されています。

※「危険物乙4のおすすめテキスト・参考書・問題集ランキング2025!人気なのはどれ?」もぜひ合わせてご覧ください。

危険物乙4の参考書

中には、イラストや図解があまり使用されておらず、文字量がかなり多い参考書もあります。

文字が多くても平気な人はそのような参考書を購入して学習を進めても問題ないですが、文字を読むのが苦手な人はイラストや図解が豊富に使用されている参考書を購入すると良いでしょう。

危険物乙4に限らずですが、参考書は実際に中身を見て、自分が勉強を続けられそうな内容・構成になっているかを確認してから購入するのがおすすめです。

なので、危険物乙4の参考書を購入する人はAmazonなどのネットで購入するのではなく、実際に本屋にまで足を運び、立ち読みをした上で購入しましょう。

ちなみにですが、筆者のおすすめ参考書はユーキャンから出版されている『乙種第4類危険物取扱者 速習レッスン』です。

ユーキャンの乙種第4類危険物取扱者 速習レッスン

この参考書は危険物乙4の出題傾向を徹底的に分析し、重要ポイントを厳選して解説しています。

分かりやすい解説やイラスト・語呂合わせなども工夫満載で、効率的に学習可能です。

○×テストや模擬試験2回分も収録されており、知識定着に最適な参考書です。

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2:勉強を始める時点で申し込みを行う

危険物乙4の試験は地域差はあるものの、かなりの頻度で実施されています。

例えば以下は中央試験センター(東京)の試験日の一覧ですが、ほぼ毎週試験が実施されていることがわかります。

※危険物乙4の試験日の確認方法を知りたい人は「危険物乙4の試験日程・申し込み方法・期限は?東京都・愛知県・大阪府の確認方法を実例紹介」をご覧ください。

中央試験センター(東京)の試験日の一覧

これだけ多くの試験日が設定されていると、受験者にとっては「〇月〇日の試験日を目指して頑張ろう!」という気持ちになりにくいというデメリットがあります。

そこで、筆者がおすすめする勉強方法は「危険物乙4の勉強を始める時点で、自分の意思で受験日を決定し、実際に受験料を支払う」ことです。

※「危険物乙4の勉強方法・仕方!おすすめは?知恵袋の意見も評価してみた」もぜひ参考にしてください。

決して安いとは言えない5,300円の受験料を先に支払うことに意味があります。

※「危険物乙4の受験料・費用は5,300円!値上げされた?支払い方法は?」もぜひ合わせてご覧ください。

多くの人は「〇〇を達成したときの報酬」よりも「〇〇できなかったときの罰金を避ける」の方がより強いモチベーションになります。

つまり、「危険物乙4に合格したら5,300円もらえる」という報酬よりも「危険物乙4に落ちたら5,300円支払う」という罰金を提示された方がモチベーションを維持しやすいことが多いです。

※「危険物乙4に落ちたブログやエピソード!落ちる人の特徴や落ちないためにできることは?」もぜひ参考にしてください。

この人間の特性を利用して、先に受験料を支払ってしまいます。支払った上で危険物乙4の勉強をすれば、それは「5,300円の罰金」を支払うことと同じです。

少しリスキーな方法ですが、お尻に火を付けたい人はぜひ試してみてください。

3:物理化学から勉強する

危険物乙4では、全部で35問の問題が出題されます。35問の内訳は以下の通りです。

  • 危険物に関する法令(15問)
  • 基礎的な物理学及び基礎的な化学(10問)
  • 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(10問)

※「危険物乙4の試験時間は2時間で問題数は35問!試験は何時から開始?途中退出も可能!」もぜひ合わせてご覧ください。

多くの人は順番に「危険物に関する法令」から勉強を始めるのですが、筆者は「基礎的な物理学及び基礎的な化学」から勉強することをおすすめします。

「基礎的な物理学及び基礎的な化学」では以下の例題のように、中学・高校で学習した物理・化学の内容や、普段の生活でも使う知識に関する問題が出題されます。

【例題】

湿度について、誤っているものはどれか。1つ選びなさい。

  1. 湿度とは、空気の乾湿の度合いをいう。
  2. 湿度には、絶対湿度・実効湿度・相対湿度の3つの表し方がある。
  3. 実効湿度とは、空気1m3中に含まれる水蒸気の量をグラム数で表したものをいう。
  4. 相対湿度とは、空気に最大限含みうる水蒸気量の何パーセントに相当するのかを表したものをいう。
  5. 気温が上昇すると、飽和水蒸気量の値も増大する。

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。

実効湿度とは、当日の相対湿度とは異なり、前日以前の過去に吸湿した湿度の影響を考慮に入れた具体的な物体の実質的な湿度です。

湿度

今すでにある知識で正解できる分野にはあまり時間をかけず、初めて知ったことや忘れてしまっている分野のみを重点的に勉強していきましょう。

そして、「基礎的な物理学及び基礎的な化学」の次は「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」を勉強してください。

「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」では「基礎的な物理学及び基礎的な化学」で学習した内容が役に立つケースが多いためです。

そして、「危険物に関する法令」は最後に勉強しましょう。

※「危険物乙4の法令の覚え方とポイントまとめ!過去問題40問付き!」もぜひ合わせてご覧ください。

「危険物に関する法令」は「基礎的な物理学及び基礎的な化学」と「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」を理解した上で勉強すると理解しやすいので、最後に勉強した方が効率良く覚えられます。

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4:法令問題に手を抜かない

上記でも解説した通り、危険物乙4で出題される問題35問のうち、約40%に相当する15問は「危険物に関する法令」です。

多くの受験者は「危険物に関する法令」を軽視し、残り2科目の暗記に時間を割きがちです。

法令は条文の言い回しや数値など細かい部分が多く、一見すると退屈で覚えにくいと感じる人も少なくありません。そのため、「なんとなく覚えておけば大丈夫」と甘く見る受験者が多いです。

しかし、「危険物に関する法令」では以下のような細かい知識に関する問題も出題されるため、危険物の規制に関する政令や規則の重要部分を何度も読み込み、特に数値については正確に覚えることが重要です。

【例題】

平屋建てのタンク専用室に設置する屋内貯蔵タンクの最大容量として、誤っているものはどれか。1つ選びなさい。

  1. 第1石油類の非水溶性液体:8,000L
  2. アルコール類:16,000L
  3. 第2石油類の非水溶性液体:40,000L
  4. 第3石油類の水溶性液体:20,000L
  5. 動植物油類:400,000L

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。

屋内貯蔵タンクの最大容量は、指定数量の40倍以下となっています。

※指定数量の詳細は「危険物乙4の指定数量とは?覚え方の語呂合わせと計算・倍数の問題付き」をご覧ください。

ただし、第4石油類および動植物油類以外の第4類危険物に関しては、その最大容量は20,000L以下としなければなりません。

したがって、指定数量1,000Lの第2石油類の非水溶性液体の40倍は40,000Lとなりますが、制限の20,000Lを超えることから、タンク最大容量は20,000L以下としなければなりません。

5:語呂合わせを活用する

危険物乙4では上記の例題のように、知識問題(=知っていないと解けない問題)が数多く出題されます。

なので、暗記事項が非常に多いです。

危険物乙4に限らずですが、単語や知識の暗記には語呂合わせが役に立つので、危険物乙4を受験予定の人は語呂合わせも積極的に活用するようにしましょう。

危険物乙4で使える語呂合わせは「危険物乙4の語呂合わせ・覚え方54選!危険物乙4受験者は必ず覚えておこう!」にまとめているので、ぜひ参考にしてください。

6:計算問題も必ず対策する

危険物乙4では知識問題だけでなく、以下のような計算問題も1〜3問程度出題されます。

【例題】

同一の防油堤内に、重油500kL、軽油600kL、灯油300kLの3つの屋外貯蔵タンクを設置する場合、この防油堤の必要最小限の容量はいくつか。

  1. 600kL
  2. 650kL
  3. 660kL
  4. 680kL
  5. 700kL

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。

「防油堤の容量は、屋外貯蔵タンクの容量の110%以上とする。2つ以上の貯蔵タンクがある場合は、最大の貯蔵タンクの容量の110%以上とする」という規定があります。

よって、答えは600kL × 110%=660[kL]となります。

危険物乙4の計算問題は正確な知識・解法を知っていれば、ほぼ確実に得点でるので、必ず対策しましょう。

反対に、知識・解法を知らなければ全く歯が立ちません。

危険物乙4の計算問題の具体的な対策方法は「危険物乙4の計算問題で必要な公式まとめと過去問に似た例題!難しい?捨てるのはあり?」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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7:頻出問題を把握する

危険物乙4の試験範囲はかなり広いので、あらゆる分野の問題がある程度均等に出題されると思っている受験者もいますが、そんなことはありません。

危険物乙4には以下の通り頻出問題が存在します。

※「危険物乙4でよく出る問題・頻出問題52選!丁寧な解答・解説付き」もぜひ合わせてご覧ください。

分野頻出問題
危険物に関する法令第1類〜第6類の性質、指定数量、運搬の基準、貯蔵・取扱いの基準
基礎的な物理学及び基礎的な化学静電気、燃焼
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法特殊引火物・アルコール類・ガソリン・灯油・軽油に関する問題

なので、危険物乙4を受験予定の人は上記の頻出問題を特に重点的に学習することをおすすめします。

危険物乙4に限らずですが、資格試験を受験する場合は頻出分野がどこかを必ず把握した上で学習を進めるようにしましょう。

8:過去問演習を徹底的に行う

危険物乙4では過去問の類似問題がたくさん出題されるのが特徴です。

※「危険物乙4の過去問・試験問題50問が無料!解説付き!PDFも配布!」もぜひ合わせてご覧ください。

例えば、以下2つの問題はともに危険物乙4の過去問ですが、内容がかなり似ていることがわかります。

【問題1】

危険物保安監督者を選任しなくてもよい製造所等はどれか。

  1. 製造所
  2. 屋外タンク貯蔵所
  3. 移動タンク貯蔵所
  4. 給油取扱所
  5. 移送取扱所

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。

危険物保安監督者を選任しなければならない製造所等は以下の5つのみです。

  • 製造所
  • 屋外タンク貯蔵所
  • 給油取扱所
  • 移送取扱所
  • 一般取扱所(容器の詰替などを除く)

移動タンク貯蔵所とは一般にタンクローリーのことをいい、危険物保安監督者の選任は不要です。

【問題2】

法令上、危険物保安監督者を定めなければならない製造所等に該当するものとして、正しいものはどれか。

  1. 指定数量の倍数が30の屋外貯蔵所
  2. 指定数量の倍数が30を超える移動タンク貯蔵所
  3. 指定数量の倍数が30を超える危険物を容器に詰め替える一般取扱所
  4. 指定数量の倍数が30を超える引火点が40℃以上の第4類の危険物のみを取り扱う販売取扱所
  5. 指定数量の倍数が30を超える引火点が40℃以上の第4類の危険物のみを貯蔵する屋内タンク貯蔵所

【解答&解説】

正解は5・・・(答)です。

なので、危険物乙4の対策において過去問演習を徹底的に行うことは非常に効率的です。

危険物乙4の過去問は公論出版から販売されている『乙種4類 危険物取扱者試験』に500問以上掲載されているので、危険物乙4を受験予定の人は購入することをおすすめします。料金は税込1,870円です。

乙種4類 危険物取扱者試験

9:移動時間を有効活用する

現在は危険物乙4の勉強・対策ができるスマホアプリもたくさんリリースされています。

※「危険物乙4のアプリおすすめランキング8選!無料も!アプリだけで合格は可能?」もぜひ合わせてご覧ください。

例えば、『危険物取扱者乙4 一問一答』というアプリは累計200万以上もダウンロードされており、App Storeのレビューは1.9万件以上も付いています。

危険物取扱者乙4 一問一答

進捗管理機能や問題一覧、メモ機能など多数の機能が実装されているので、効率的に危険物乙4の学習が可能です。

危険物乙4では暗記事項が多いので、通勤や通学などの移動時間も必ず有効活用しましょう。

10:試験直前は勉強時間を増やす

危険物乙4に落ちる人の多くは、試験直前の追い込み勉強が不足しています。

特に試験の2~3日前は、それまでに学習した内容を整理し、弱点を補強する重要な期間です。

脳科学の研究でも、試験直前に集中的に復習した内容は記憶に残りやすいとされています。

なので、試験直前は危険物乙4に合格するための最も重要な時期と言えます。

しかし、試験直前の睡眠不足は合否に大きく影響するのでご注意ください。

徹夜で勉強するよりも、適切な睡眠をとった上で試験に臨む方が、理解力や判断力が高まり、良い結果につながります。

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今回は危険物乙4に受かるコツを10個ご紹介していきました。

危険物乙4に受かる気がしない人はまず、本記事でご紹介した知識や方法を試してみてください。