
危険物乙4の受験界隈には「赤本」と呼ばれるテキスト・参考書が存在します。
赤本は株式会社向学院が販売しており、公式サイトのみで購入可能です(後ほど詳しく解説します)
本記事では危険物乙4について日本一詳しい私カイトが、危険物乙4の赤本とは何かについて解説した後、赤本は消防署・本屋・Amazonで売ってるのかや、テキストや参考書とどっちがいいのかなどについても解説していきます。
私も実際に赤本を購入したので、そのレビューもお伝えしていきます。
危険物乙4の赤本に少しでも興味がある人はぜひ最後までお読みください。
ちなみにですが、危険物乙4にはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。
これさえあれば赤本なし・限りなく少ない努力で合格に大きく近づきます。
これは私が5年以上も危険物乙4の研究を続ける中で生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
興味ある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてください。
危険物乙4の赤本とは?実際に購入してみた
危険物乙4の赤本とは株式会社向学院が販売している『乙4類危険物取扱者 受験教科書』のことです。料金は2,190円(税込)です。
筆者も以下の通り実際に購入してみました。

上記の画像を見てわかる通り、『乙4類危険物取扱者 受験教科書』は表紙が赤いので赤本と呼ばれています。
赤本の著者は藤本博之氏で、藤本さんの15年以上もの講師経験をもとに作られた危険物乙4のテキスト・参考書です。
※「危険物乙4のおすすめテキスト・参考書・問題集ランキング2025!人気なのはどれ?」もぜひ合わせてご覧ください。
赤本は危険物乙4の出題傾向を毎年分析し、赤本に掲載している問題や内容の改定を行い、毎年3月1日に新年度版を販売しています。
具体的には赤本に掲載されている練習問題のうち、約50問~100問が毎年更新されています。
赤本ではすべての練習問題にわかりやすい解答・解説が掲載されており、解答・解説は以下のように別冊になっているので、非常に使いやすいです。

また、模擬試験も3回分掲載されています。
掲載されている模擬試験は本番の危険物乙4で出題される問題の難易度に近い問題ばかりなので、今の自分の実力を正確に知ることができます。
※「危険物乙4の模擬試験が無料!丁寧な解答・解説付き!」もぜひ合わせてご覧ください。
赤本の分厚さは以下の通り、そこまで分厚くありませんので、分厚いテキストや参考書に苦手意識がある人にもピッタリです。

危険物乙4の赤本は消防署・本屋・Amazonで売ってる?購入方法は?
結論から言うと、危険物乙4の赤本は消防署や本屋・Amazonなどでは一切販売されていません。
赤本は株式会社向学院のホームページでのみ購入できます。

赤本の購入方法は少し複雑なのでご注意ください。
まずは株式会社向学院のホームページにアクセスします。
そして、以下の通り「ご購入フォーム」に必要事項を記入していきます。

必要事項の記入が完了したら、上記の「送信内容のご確認」ボタンをクリックします。
その後は以下の画面に遷移するので、「送信ボタン」をクリックします。

すると、以下のように「お申し込み ありがとうございました」の画面が表示されます。

しばらくすると、記入したメールアドレス宛に info@kougakuin.jp から以下のようなメールが送付されるので、内容を確認しましょう。

赤本の料金支払い方法は
- 代金引換着払い
- 郵便振込
- 銀行振込
の3つから選べますが、代金引換着払いを選択した場合、申し込みから10日以内に赤本が届けられます。
郵便振込を選択した場合は、申込み後1週間以内に以下の口座まで振込みを行う必要があります。
<振込先情報>
ゆうちょ 00160-5-404390 株式会社 向学院通販部
赤本の発送は入金の確認後となります。また、振込手数料は購入者負担です。
ちなみにですが、ゆうちょ口座を持っている人は「電信振替」も利用可能です。
銀行振込を選択した場合は、申込み後1週間以内に以下の口座まで振込みを行う必要があります。
<振込先情報>
みずほ銀行 札幌支店 普通:1489510 株式会社 向学院
銀行振込の場合も、赤本の発送は入金の確認後となります。また、振込手数料は購入者負担です。
インターネットバンキングを利用する場合は、「カ)コウガクイン」宛てに振込みを行いましょう。
申し込み後、2週間以内に赤本が届かない場合は 0120-35-2761 に電話をしてお問い合わせを行ってください。
🔽 赤本不要 🔽
危険物乙4の赤本の評価は?
危険物乙4の赤本の評価は比較的高いです。
Yahoo!知恵袋やX(旧Twitter)では、「赤本をしっかりとマスターすれば合格できる」という投稿をいくつか見つけることができます。
向学院さんから出てる通称赤本(危険物取扱者受験教科書)というものがあります。この教科書に載っている問題300問?記憶は定かではありませんが全部記憶したら本試験では法令13/15、物理化学8/10、性質消火9/10で私は合格しました。年寄りの私でもわかりやすかったですよ~!!
引用:Yahoo!知恵袋
ライバーの後輩達と危険物の話してたけど、危険物乙4なんてこの赤本の重要なところをひたすら覚えていれば受かります(体験談)
引用:X(旧Twitter)
上記の投稿の通り、赤本には練習問題が300問近く掲載されていますが、どれも過去問に近い問題になっています。
※「危険物乙4の過去問・試験問題50問が無料!解説付き!PDFも配布!」もぜひ合わせてご覧ください。
実際、危険物乙4では過去問の類似問題がたくさん出題されます。
例えば、以下2つの問題はともに危険物乙4の過去問ですが、内容がかなり似ていることがわかります。
【問題1】
危険物保安監督者を選任しなくてもよい製造所等はどれか。
- 製造所
- 屋外タンク貯蔵所
- 移動タンク貯蔵所
- 給油取扱所
- 移送取扱所
【解答&解説】
正解は3・・・(答)です。
危険物保安監督者を選任しなければならない製造所等は以下の5つのみです。
- 製造所
- 屋外タンク貯蔵所
- 給油取扱所
- 移送取扱所
- 一般取扱所(容器の詰替などを除く)
移動タンク貯蔵所とは一般にタンクローリーのことをいい、危険物保安監督者の選任は不要です。
【問題2】
法令上、危険物保安監督者を定めなければならない製造所等に該当するものとして、正しいものはどれか。
- 指定数量の倍数が30の屋外貯蔵所
- 指定数量の倍数が30を超える移動タンク貯蔵所
- 指定数量の倍数が30を超える危険物を容器に詰め替える一般取扱所
- 指定数量の倍数が30を超える引火点が40℃以上の第4類の危険物のみを取り扱う販売取扱所
- 指定数量の倍数が30を超える引火点が40℃以上の第4類の危険物のみを貯蔵する屋内タンク貯蔵所
【解答&解説】
正解は5・・・(答)です。
なので、赤本に掲載されている練習問題をマスターするという勉強方法は非常に効率的であると言えます。
※「危険物乙4に受かるコツ10選!受かる気がしない人が受かる方法とは?」もぜひ合わせてご覧ください。
危険物乙4の赤本と市販のテキスト・参考書はどっちがいい?
赤本の購入を検討している人の中には、赤本と市販のテキスト・参考書はどっちがいいのか気になっている人もいるでしょう。
結論から言うと、どちらでも問題ありません。
現在は本屋やAmzonなどで危険物乙4のテキスト・参考書が数多く販売されており、クオリティの高いものも多いです。

なので、赤本ではなく市販のテキスト・参考書を仕上げる勉強方法でも危険物乙4に合格することは十分に可能です。
※「危険物乙4の勉強方法・仕方!おすすめは?知恵袋の意見も評価してみた」もぜひ参考にしてください。
しかし、中には、イラストや図解があまり使用されておらず、文字量がかなり多い参考書もあります。
文字が多くても平気な人はそのような参考書を購入して学習を進めても問題ないですが、文字を読むのが苦手な人はイラストや図解が豊富に使用されている参考書を購入すると良いでしょう。
危険物乙4に限らずですが、参考書は実際に中身を見て、自分が勉強を続けられそうな内容・構成になっているかを確認してから購入するのがおすすめです。
なので、市販のテキスト・参考書を購入する人はAmazonなどのネットで購入するのではなく、実際に本屋にまで足を運び、立ち読みをした上で購入しましょう。
赤本は本屋で販売されていないので立ち読みができませんが、筆者の印象としては赤本=文字量が多めのテキスト・参考書です。
イラストや図解も使用されている箇所はありますが、基本的にはカラーではなく白黒なので、視覚的なわかりやすさを求める人には赤本はあまり向いていないかもしれません。
危険物乙4の赤本を使った勉強方法
危険物乙4の赤本では以下の順番で解説が行われています。
- 基礎的な物理学及び基礎的な化学
- 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法
- 危険物に関する法令
しかし、市販の危険物乙4のテキスト・参考書は
- 危険物に関する法令
- 基礎的な物理学及び基礎的な化学
- 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法
の順番で解説が行われていることがほとんどです。
実際に本番の試験でも上記の順番で問題が出題されます。
なので、赤本を購入者でも「危険物に関する法令」から勉強を始める人は多いですが、それはおすすめしません。
※「危険物乙4の法令の覚え方とポイントまとめ!過去問題40問付き!」もぜひ合わせてご覧ください。
赤本の通り、
- 基礎的な物理学及び基礎的な化学
- 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法
- 危険物に関する法
の順番で勉強することをおすすめします。
「基礎的な物理学及び基礎的な化学」では以下の例題のように、中学・高校で学習した物理・化学の内容や、普段の生活でも使う知識に関する問題が出題されます。
【例題】
水が消火剤として使用される際の長所または短所として、誤っているものを1つ選びなさい。
- 冷却作用の効果が大きい。
- 比熱・蒸発熱が小さい。
- 大規模な火災にも有効である。
- 水はいたる所にあり、安価である。
- 消火水による損害は極めて大きい。
【解答&解説】
正解は2・・・(答)です。
水は比熱・気化熱が大きく、結果として冷却効果があります。

「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」では「基礎的な物理学及び基礎的な化学」で学習した内容が役に立つケースが多いため、2番目に勉強するのがおすすめです。
そして、「危険物に関する法令」は最後に勉強しましょう。
「危険物に関する法令」は「基礎的な物理学及び基礎的な化学」と「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」を理解した上で勉強すると理解しやすいので、最後に勉強した方がスムーズに内容を理解することができます。
🔽 赤本不要 🔽
今回は危険物乙4の赤本を取り上げました。
赤本は評価が高く、練習問題も非常に充実しているので、危険物乙4を受験予定の人はぜひ購入を検討してみてください。