危険物乙4の合格率推移!難しくなった?難易度は?難しいから諦める人も?

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危険物乙4の合格率は毎年30%〜40%弱です(後ほど詳しく解説します)

本記事では日本トップクラスに危険物乙4を熟知している私カイトが、危険物乙4の合格率の推移を見やすいグラフでご紹介した後、危険物乙4は難しくなったのかについても解説していきます。

これを読めば危険物乙4の難易度がよくわかるので、ぜひ最後までお読みください。

ちなみにですが、危険物乙4にはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。

これさえあれば限りなく少ない努力で合格に大きく近づきます。

これは私が5年以上も危険物乙4の研究を続ける中で生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

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危険物乙4の合格率推移をグラフでご紹介

令和元年〜令和5年における危険物乙4の合格率推移は以下の通りです。

年度受験者数[人]合格者数[人]合格率[%]
令和5年223,79771,67032.0
令和4年223,00970,21131.5
令和3年234,48184,56436.1
令和2年200,87677,46638.6
令和元年221,86785,66938.6

冒頭でも解説した通り、危険物乙4の合格率は30%〜40%弱であることがお分かりいただけるでしょう。

ちなみにですが、危険物乙4の合格ラインは試験科目(危険物に関する法令・基礎的な物理学及び基礎的な化学・危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法)ごとの正答率がそれぞれ60%以上であることです。

つまり、危険物乙4の合格するには、

  • 危険物に関する法令:15問中9問以上の正解
  • 基礎的な物理学及び基礎的な化学:10問中6問以上の正解
  • 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法:10問中6問以上の正解

を叩き出す必要があります。

※詳しくは「危険物乙4の合格点・合格ライン・合格基準が一目でわかる!出題される問題例と合わせて解説!」をご覧ください。

危険物乙4は難しくなった?難易度について詳しく解説

上記の表をご覧いただくと分かる通り、危険物乙4の合格率は30%〜40%弱を推移しているので、近年難しくなったとは言えません。

しかし、合格率は50%を切っているので、合格難易度は簡単ではありません。

危険物乙4では

  • 危険物に関する法令
  • 基礎的な物理学及び基礎的な化学
  • 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法

の3分野から問題が出題されます。

以下の例題をご覧いただくとわかりますが、事前に対策しておかなければ絶対に解けない問題ばかりです。

【例題(危険物に関する法令)】

製造所等を変更する場合、工事を着工できる時期として正しいものを1つ選びなさい。

  1. 仮使用の承認を受ければ、いつでも着工できる。
  2. 許可を受けるまで着工できない。
  3. 変更許可を申請すれば、いつでも着工できる。
  4. 変更許可申請後10日経過すれば、いつでも着工できる。
  5. 変更工事が位置・構造・設備の基準に適合していれば、いつでも着工できる。

【解答&解説】

正解は2・・・(答)です。

製造所等の設置・変更には市町村長等の許可が必要です。

※「危険物乙4の法令の覚え方とポイントまとめ!過去問題40問付き!」もぜひ合わせてご覧ください。

【例題(基礎的な物理学及び基礎的な化学)】

比重について、誤っているものはどれか。1つ選びなさい。

  1. 氷の比重は1より小さい。
  2. 水の比重は、4℃のときが最も大きく、1である。
  3. ガソリンや灯油が水に浮かぶのは、どちらも非水溶性で、かつ比重が1より小さいことによる。
  4. 第4類の危険物の蒸気比重は、一般に1より小さい。
  5. 物質の蒸気比重は、分子量の大小で判断できる。

【解答&解説】

正解は4・・・(答)です。

比重には液比重と蒸気比重があることを理解しておく必要があります。

第4類危険物の中で、蒸気比重が最小の物品はメチルアルコールで1.1です。

他の物品の多くは空気より重い、つまり蒸気比重は1より大きいです。

※「危険物乙4の物理化学は難しい?過去問や覚え方・ポイントや計算問題は?」もぜひ合わせてご覧ください。

【例題(危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法)】

次の危険物で燃焼範囲が最も広いものはどれか。正しいものを1つ選びなさい。

  1. ガソリン
  2. アセトン
  3. 灯油
  4. 軽油
  5. メチルアルコール

【解答&解説】

正解は5・・・(答)です。

各選択肢の燃焼範囲は以下の通りです。

  1. 1.4〜7.6%
  2. 2.15〜13.0%
  3. 1.1〜6.0%
  4. 1.9〜6.0%
  5. 6.0〜36%

危険物乙4を受験予定の人は十分な対策をした上で本番の試験に挑みましょう。

ちなみにですが、危険物乙4にはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。

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危険物乙4は難しいから諦める人もいる?受かるためには?

上記でも解説した通り、危険物乙4は簡単な試験ではありません。

なので、受験者の中には危険物乙4の合格を諦める人もいます。

X(旧Twitter)では以下のようなポストをたくさん見つけることができます。

乙4計算問題出るらしくて諦めた

危険物乙4諦めた!!!!俺には無理だ…

息子、国家資格に挑戦するのかな?

応援はするけど、本人にやる気があるんだろうか。危険物乙4は諦めたみたい。

試験を受けるのにもお金かかるから、受けるのなら早めに言って貰わないと困る

しかし、危険物乙4は正しい勉強法を行えばほぼ確実合格できる試験です。

危険物乙4に受かるためのコツとしては以下があげられます。

  1. 自分に合った参考書を購入する
  2. 勉強を始める時点で申し込みを行う
  3. 物理化学から勉強する
  4. 法令問題に手を抜かない
  5. 語呂合わせを活用する
  6. 計算問題も必ず対策する
  7. 頻出問題を把握する
  8. 過去問演習を徹底的に行う
  9. 移動時間を有効活用する
  10. 試験直前は勉強時間を増やす

それぞれの詳細は「危険物乙4に受かるコツ10選!受かる気がしない人が受かる方法とは?」で解説しているので、興味がある人はぜひご覧ください。

危険物乙4の合格率はなぜ低い?

危険物取扱者試験には甲種・乙種・丙種がありますが、乙種はさらに1類〜6類に分かれています。

乙種1類〜6類の合格率(令和元年〜令和5年)は以下の通りです。

年度1類2類3類4類5類6類
令和5年70.0%66.8%69.2%32.0%68.4%69.2%
令和4年69.4%68.9%71.1%31.5%71.0%70.0%
令和3年70.5%72.3%71.0%36.1%71.0%70.7%
令和2年71.5%70.8%70.8%38.6%71.2%68.5%
令和元年67.9%68.5%68.2%38.6%68.7%67.0%

以上の表を見ると、危険物乙4は他の類と比較して合格率が低いことがわかります。

その理由は主に以下の2つです。

  1. 受験者数が圧倒的に多い
  2. 他の類に比べて受験目的が多様

それぞれについて詳しく解説します。

1:受験者数が圧倒的に多い

以下の表は乙種1類〜6類の受験者数(令和元年〜令和5年)ですが、危険物乙4の受験者数は他の類と比較して圧倒的に多いことがわかります。

年度1類2類3類4類5類6類
令和5年8,737人8,951人10,763人223,797人11,027人10,635人
令和4年9,498人9,579人11,555人223,009人11,930人11,739人
令和3年11,168人10,385人13,056人234,481人12,977人13,370人
令和2年9,190人8,777人10,612人200,876人10,393人11,041人
令和元年11,465人11,114人12,535人221,867人12,862人12,573人

危険物乙4はガソリンスタンドの従業員や消防関連の職種など多くの業界で求められるため、受験者数が他の類と比べて桁違いに多くなっています。

※「危険物乙4で何ができる?できること11個まとめ!」もぜひ参考にしてください。

その結果、資格試験に不慣れな受験者も多くなり、他の類よりも合格率が低くなっています。

2:他の類に比べて受験目的が多様

乙種1類〜3類、5類〜6類は主に化学系の専門職に就く人が受験することが多いため、受験者のレベルが比較的高い傾向にあります。

一方で、危険物乙4はガソリンスタンドの従業員や消防関係者・高校生・一般の社会人など、幅広い層が受験するため、受験者の学習レベルにバラつきがあり、合格率が低くなりやすい傾向にあります。

※「危険物乙4がガソリンスタンドで重宝される理由と具体的な業務内容・将来性を徹底解説」もぜひ合わせてご覧ください。

危険物乙4:都道府県別の合格率や年齢別の合格率は?

危険物乙4では、都道府県別の合格率や年齢別の合格率などは完全非公開となっています。

しかし、危険物乙4の最年少合格者と最年長合格者は明らかになっています。

本記事を執筆している2025年時点での危険物乙4最年少合格者は岡山県に住む岡本咲耶さん(当時小学1年生)です。

岡本咲耶さんは2020年7月に丙種、11月に危険物乙4に最年少合格しています。

岡本咲耶さんの父親である岡本章宏さんは消防士として働いており、岡本咲耶さんはその影響で危険物取扱者試験の勉強を始めたそうです。

最年長合格者は八代尚信さん(当時81歳)です。

八代尚信さんは脇本特訓道場という危険物乙4専門の講習に通い、見事合格したとのことです。

🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽

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今回は危険物乙4の合格率推移や難易度について解説しました。

危険物乙4は決して簡単ではありません。むしろ難しい試験です。

合格を目指すのであれば、なるべく早く対策を行うことをおすすめします。