危険物乙4の勉強方法・仕方!おすすめは?知恵袋の意見も評価してみた

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危険物乙4を受験予定の人の中には、どんな勉強方法で危険物乙4の勉強をしていけば良いか悩んでいる人もいるでしょう。

そこで今回は、日本トップクラスに危険物乙4を熟知している私カイトが、危険物乙4のおすすめ勉強方法・仕方について完全解説していきます。

本記事を読めば、効率の良い危険物乙4の勉強方法を知ることが可能です。

ちなみにですが、危険物乙4にはたった10時間の勉強で合格できる方法があります。

これさえあれば限りなく少ない努力で合格に大きく近づきます。

これは私が5年以上も危険物乙4の研究を続ける中で生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

興味ある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてください。

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前提:危険物乙4の勉強方法は独学でもOK?

まず前提として、危険物乙4は独学の勉強で十分に合格が可能な国家資格です。

※「危険物乙4は国家資格で履歴書に書ける!書き方・正式名称は?」もぜひ参考にしてください。

現在は本屋やAmazonなどで数多くの参考書やテキストが販売されています。

それを購入して、しっかりと内容を理解すれば独学の勉強でも合格することは可能です。

独学で危険物乙4の勉強をする際には、以下のポイントをおさえてください。

  1. 自分に合った参考書を購入する
  2. 勉強を始める時点で申し込みを行う
  3. 物理・化学から勉強する
  4. 法令問題に手を抜かない
  5. 語呂合わせを活用する
  6. 計算問題も必ず対策する
  7. 頻出問題を把握する
  8. 過去問演習を徹底的に行う
  9. 移動時間を有効活用する
  10. 試験直前は勉強時間を増やす

特に3の「物理・化学から勉強する」は非常に重要です。

※物理・化学の詳細は「危険物乙4の物理化学は難しい?過去問や覚え方・ポイントや計算問題は?」をご覧ください。

本番の試験では

  • 危険物に関する法令
  • 基礎的な物理学及び基礎的な化学
  • 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法

の順番で問題が出題されるので、多くの参考書・テキストはそれにならって上記の順番で解説が行われていることがほとんどです。

※「危険物乙4のおすすめテキスト・参考書・問題集ランキング2025!人気なのはどれ?」もぜひ合わせてご覧ください。

しかし、筆者は

  • 基礎的な物理学及び基礎的な化学
  • 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法
  • 危険物に関する法令

の順番で勉強することをおすすめします。

「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」では「基礎的な物理学及び基礎的な化学」で学習した内容が役に立つケースが多いためです。

「危険物に関する法令」は「基礎的な物理学及び基礎的な化学」と「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」を理解した上で勉強すると理解しやすいので、最後に勉強した方が効率良く覚えられます。

上記でご紹介した10個のポイントについては「危険物乙4に受かるコツ10選!受かる気がしない人が受かる方法とは?」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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危険物乙4のおすすめ勉強方法

日本で一番危険物乙4に詳しいと自負する筆者がおすすめする危険物乙4の勉強方法は以下の3ステップです。

  1. 危険物乙4の参考書を1冊購入し、学習を進める
  2. 頻出分野の見直しを行う
  3. 危険物乙4の問題集を購入し、間違えた問題をひたすら暗記する

それぞれについて詳しく解説していきます。

1:危険物乙4の参考書を1冊購入し、学習を進める

まずは危険物乙4の参考書を1冊購入してください。

参考書はどれでも問題ありませんが、中にはイラストや図解があまり使用されておらず、文字量がかなり多い参考書もあるのでご注意ください。

文字が多くても平気な人はそのような参考書を購入して学習を進めても問題ないですが、文字を読むのが苦手な人はイラストや図解が豊富に使用されている参考書を購入するようにしてください。

危険物乙4に限らずですが、参考書は実際に中身を見て、自分が勉強を続けられそうな内容・構成になっているかを確認してから購入するのがおすすめです。

なので、危険物乙4の参考書を購入する人はAmazonなどのネットで購入するのではなく、実際に本屋にまで足を運び、立ち読みをした上で購入しましょう。

※おすすめの参考書はこの後ご紹介します。

購入後は、まず参考書を1周することを心がけてください。

学習する順番は上記でも解説した通り、

  • 基礎的な物理学及び基礎的な化学
  • 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法
  • 危険物に関する法令

がおすすめです。

2:頻出分野の見直しを行う

参考書を1周したら、次は頻出分野をもう一度見直しましょう。

危険物乙4の試験範囲はかなり広いので、あらゆる分野の問題がある程度均等に出題されると思っている受験者もいますが、そんなことはありません。

危険物乙4には以下の通り頻出分野が存在します。

※「危険物乙4でよく出る問題・頻出問題52選!丁寧な解答・解説付き」もぜひ合わせてご覧ください。

分野頻出問題
危険物に関する法令第1類〜第6類の性質、指定数量、運搬の基準、貯蔵・取扱いの基準
基礎的な物理学及び基礎的な化学静電気、燃焼
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法特殊引火物・アルコール類・ガソリン・灯油・軽油に関する問題

なので、危険物乙4を受験予定の人は上記の頻出分野を特に重点的に勉強してください。

ちなみにですが、頻出分野の中でも静電気に関する問題は特に出題頻度が高いです。

3:危険物乙4の問題集を購入し、間違えた問題をひたすら暗記する

最後の仕上げとして問題集を購入し、それを解いていきましょう。

危険物乙4では過去問の類似問題がたくさん出題されるのが特徴です。

※「危険物乙4の過去問・試験問題50問が無料!解説付き!PDFも配布!」もぜひ合わせてご覧ください。

例えば、以下2つの問題はともに危険物乙4の過去問ですが、内容がかなり似ていることがわかります。

【問題1】

危険物保安監督者を選任しなくてもよい製造所等はどれか。

  1. 製造所
  2. 屋外タンク貯蔵所
  3. 移動タンク貯蔵所
  4. 給油取扱所
  5. 移送取扱所

【解答&解説】

正解は3・・・(答)です。

危険物保安監督者を選任しなければならない製造所等は以下の5つのみです。

  • 製造所
  • 屋外タンク貯蔵所
  • 給油取扱所
  • 移送取扱所
  • 一般取扱所(容器の詰替などを除く)

移動タンク貯蔵所とは一般にタンクローリーのことをいい、危険物保安監督者の選任は不要です。

【問題2】

法令上、危険物保安監督者を定めなければならない製造所等に該当するものとして、正しいものはどれか。

  1. 指定数量の倍数が30の屋外貯蔵所
  2. 指定数量の倍数が30を超える移動タンク貯蔵所
  3. 指定数量の倍数が30を超える危険物を容器に詰め替える一般取扱所
  4. 指定数量の倍数が30を超える引火点が40℃以上の第4類の危険物のみを取り扱う販売取扱所
  5. 指定数量の倍数が30を超える引火点が40℃以上の第4類の危険物のみを貯蔵する屋内タンク貯蔵所

【解答&解説】

正解は5・・・(答)です。

※指定数量の詳細は「危険物乙4の指定数量とは?覚え方の語呂合わせと計算・倍数の問題付き」をご覧ください。

なので、危険物乙4の対策において過去問演習を徹底的に行うことは非常に効率的です。

危険物乙4の過去問は公論出版から販売されている『乙種4類 危険物取扱者試験』に500問以上掲載されているので、危険物乙4を受験予定の人は購入することをおすすめします。料金は税込1,870円です。

乙種4類 危険物取扱者試験

問題演習で間違えた問題は必ず復習を行い、次に出題されたときは絶対に間違えないようにしましょう。

問題演習で間違えた問題をひたすら暗記していくだけでも合格にかなり近づきます。

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危険物乙4の具体的な勉強スケジュール・勉強時間

危険物乙4に合格するために必要な勉強時間は40~60時間程度と言われることが多いです。

1日2時間の勉強を継続した場合、合格までに必要な期間は20〜30日ということになります。

20〜30日の勉強期間で国家資格に合格できると考えると、危険物乙4の難易度はそこまで高くはないことがお分かりいただけるかと思います。

危険物乙4の難易度については「危険物乙4の合格率推移!難しくなった?難易度は?難しいから諦める人も?」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

※ちなみにですが、以下の3つの有名な国家資格について、合格に必要な勉強時間は以下の通りと言われています。

資格名合格に必要な勉強時間
公認会計士2,500~3,500時間
弁護士5,000〜8,000時間
不動産鑑定士3,000~4,000時間

危険物乙4に40~60時間の勉強時間で合格するための具体的スケジュールは以下の通りです。

※勉強時間=1日2時間 × 30日を想定したスケジュールとなります。

  • 1〜5日目:「基礎的な物理学及び基礎的な化学」の勉強
  • 6〜10日目:「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」の勉強
  • 11〜20日目:「危険物に関する法令」の勉強
  • 21〜30日目:頻出分野の振り返りと問題演習

各ステップの詳細は「危険物乙4の勉強時間は40~60時間と言われてます!10時間の勉強時間で受かる方法とは?」で解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。

危険物乙4の勉強に使えるおすすめテキスト・参考書3選

危険物乙4の勉強に使える筆者おすすめのテキスト・参考書は以下の3冊です。

  1. ユーキャンの乙種第4類危険物取扱者 速習レッスン
  2. ラクしてうかる!乙4類危険物試験
  3. 乙種4類 危険物取扱者試験 合格テキスト

それぞれの詳細は以下です。

1:ユーキャンの乙種第4類危険物取扱者 速習レッスン

ユーキャンの乙種第4類危険物取扱者 速習レッスン

U-CANから出版されており、料金は1,760円(税込)です。

本書は試験傾向を徹底分析し、重要ポイントを厳選しています。

分かりやすい解説と3段階の重要度表示で、無駄なく効果的に学習を進められます。

また、理解を深めるイラストや記憶に残りやすい語呂合わせ、楽しい1コママンガなど、学習がはかどる工夫が満載で、各レッスンの最後には○×テストを設け、知識の定着をサポートします。

さらに、本番に備えた模擬試験2回分を収録し、試験直前の総仕上げにも最適です。

持ち運びに便利な別冊ポイント集も付属しており、スキマ時間の学習にも対応しています。

楽しく学びながら、効率よく合格を目指したい人におすすめの参考書です。

2:ラクしてうかる!乙4類危険物試験

ラクしてうかる!乙4類危険物試験

オーム社から出版されており、料金は1,870円(税込)です。

本書は試験に必要な知識だけに的を絞り、独学でも無理なく学習できるように工夫されています。

構成は1テーマを見開き2ページで完結させる「重要事項の暗記」→「問題の解き方」→「過去問の攻略」の3段階方式です。

この流れを繰り返すことで知識が定着します。

また、乙4類試験では暗記すべき項目が多いですが、本書では語呂合わせや歌を使った記憶法を取り入れており、楽しく学べる工夫がされています。

フルカラーのわかりやすいレイアウトなので、物理や科学に苦手意識がある人にもおすすめです。

効率よく学び、確実に合格したい人におすすめの一冊です。

3:乙種4類 危険物取扱者試験 合格テキスト

乙種4類 危険物取扱者試験 合格テキスト

公論出版から出版されており、料金は1,500円(税込)です。

本書は実際に出題された問題を収集し、特に近年の試験で頻出の問題が厳選して収録されています。

親しみやすい一コマ漫画やイラストを交え、楽しく学べる構成になっています。

「テキスト」と「問題」が1冊にまとまっており、解答・解説は別冊で参照しやすく、学習しやすい仕様になっています。

また、実際の試験を想定した模擬試験を3回分収録し、実力チェックが可能です。

繰り返し学習し、確実に合格を目指したい人におすすめの一冊です。

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Yahoo!知恵袋に掲載されている危険物乙4の勉強方法を評価

Yahoo!知恵袋には以下のような内容の投稿がいくつか見受けられます。

【Q】危険物 乙4 取得の為勉強しているのですが、化学・物理の知識がないため、練習問題の点数が
10問中3~5です。あと少しなのですが、ここから点数が伸びません。法令は合格範囲に入っています。

いい勉強法等ありましたらご教示お願いいたします。

【A】自分は赤本というものを使用していました。それで問題を解きつつ、誤っているものを選べの時に誤っているものを選んでから他の選択肢が正解なのでそれを覚えるようにしていました。

余裕があるのであれば正解しているものを選べの問題で残りの選択肢は何が間違っているのか考えられればベストだと思いますよ。

このように、Yahoo!知恵袋では、赤本が危険物乙4の勉強に有効であるという意見が多いです。

赤本とは株式会社向学院が販売している『乙4類危険物取扱者 受験教科書』のことです。料金は2,190円(税込)です。

実際に購入した赤本

筆者も赤本を使うと非常に効率良く危険物乙4の勉強を進められると思います。

赤本をしっかりとマスターすればほぼ間違いなく危険物乙4に合格できるでしょう。

ただし、赤本は本屋やAmazonなどでは一切販売されておらず、株式会社向学院のホームページでのみ購入可能なのでご注意ください。

赤本については「危険物乙4の赤本とは?消防署・本屋・Amazonで売ってる?テキストや参考書とどっちがいい?」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

危険物乙4試験当日の注意点

危険物乙4の勉強を十分に行ったら、あとは試験当日を迎えるだけです。

試験当日は以下の点に注意しましょう。

  1. 試験会場へのアクセスを確認しておく
  2. 家を出る前に、持ち物の最終確認を行う
  3. 試験開始前の準備を入念に行う
  4. 問題をよく読んでから解答する

1の「試験会場へのアクセス」ですが、自家用車を利用してのアクセスは禁止されているのでご注意ください。

危険物乙4を主催している一般財団法人消防試験研究センターのホームページには以下の記載があります。

試験会場への往復は、公共交通機関を利用してください。また、試験会場付近での路上駐車等は、絶対にしないでください。

そして、4の「問題をよく読んでから解答する」ですが、危険物乙4では以下の例題のように「正しいものを選ぶ問題」と「誤っているものを選ぶ問題」が混ざっているので、試験中は問題をよく読んでから解答するようにしましょう。

【正しいものを選ぶ問題例】

融点-40℃、沸点60℃の物質がある。1気圧のもとで、-30℃および70℃の温度における物質の状態として、正しいものを1つ選びなさい。

-30℃70℃
1液体固体
2固体液体
3固体気体
4液体気体
5液体液体

【解答&解説】

正解は4・・・(答)です。

この物質を三態に区分すると、固体〜マイナス40℃で液体〜60℃で気体となります。

【誤っているものを選ぶ問題例】

予防規程に定めなければならない事項について、誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 製造所等の設置に係る申請手続きに関すること。
  2. 危険物の保安に係る作業従事者の保安教育に関すること。
  3. 危険物の保安のための巡視、点検及び検査に関すること。
  4. 災害その他、非常の場合にとるべき措置に関すること。
  5. 危険物保安監督者が、その職務を行うことができない場合の職務代行者に関すること。

【解答&解説】

正解は1・・・(答)です。

予防規程とは、主に火災予防上の知見から作成し、順守しなければならない自主保安規程です。

予防規程に定めなければならない事項は以下の通りです。

  1. 危険物の保安に関する業務を管理する者の職務および組織に関すること。
  2. 危険物保安監督者が、旅行、疾病その他の事故によってその職務を行うことができない場合の職務代行者に関すること。
  3. 化学消防自動車の設置その他自衛消防組織に関すること。
  4. 危険物の保安のための巡視、点検、検査に関すること。
  5. 危険物施設の運転、操作に関すること。
  6. 危険物取扱作業の基準に関すること。
  7. 製造所等の位置、構造、設備を明示した書類・図面の整備に関すること。
  8. その他、危険物の保安に関し必要な事項。

上記4つの注意点については「危険物乙4 の持ち物・服装は?当日の注意点や心構えも体験談で解説」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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今回は危険物乙4の勉強方法について解説しました。

危険物乙4は正しい勉強法で勉強すればほぼ確実に合格できます。

ぜひ本記事でご紹介した勉強法をマスターしてください。